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2008'05.02 (Fri)

本 inアルジャーノンに花束を

アルジャーノンに花束をアルジャーノンに花束を
(1989/04)
ダニエル キイス、小尾 芙佐 他

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既に古典的で有名すぎる本ですが…実を言うと最近になって読みました。
同作者による眠り姫という本が実に面白かったのでこっちもと。


眠り姫眠り姫
(1998/02)
ダニエル キイス

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【More・・・】

白痴の青年、チャーリイ。誰よりも利口になりたい、パン屋の仕事も真面目にこなす彼はある手術を受けることになります。それは、脳に直接手を加えるという近未来的な術式で、既にアルジャーノンという一匹のネズミがこれを行い、そして驚異的な頭脳を得ていました。
チャーリイは手術を受け、本人すらも驚くほどのスピードでどんどん知識を吸収していきます。ところがアルジャーノンの能力低下が顕著に見られるようになり、チャーリイは自分もまた同じ運命を辿るのかと思い、恐怖に駆られます。またチャーリイに恐怖を与えるのはそれだけではなく、周囲の人間の彼に行う様々な事柄とまだ幼い頃に母親と妹に受けた心の傷(トラウマ)。

経過報告という形で日記形式に綴られていく物語で、他の書籍とは一風変わっていると思わざるを得ません。チャーリイの直筆で書かれたこの報告書は最初の頃はまったくの稚拙な文体ですが脳の手術後からは文章もまとまったものになり、難解とすら感じるほどになるのは面白い手法だと思いました。
チャーリイの心の中や感情までが露呈されていくこの経過はただの記録として以上のものを読者に伝えたいと思っているようにすら感じました。

特に文章中で印象的だったのは、「白痴だった僕には嘲笑と罵声を浴びせ、天才となった僕には恐怖心を感じ怒声を浴びせる。この僕にどうして欲しいのだ?」というくだりです。これは彼がずっと勤めていたパン屋の同僚たちがチャーリイの変化に対応できず(手術については秘密とされていました)、最後にはパン屋をやめさせてしまうというあたりに出てくる文章です。
他にも「白痴のチャーリイ」「天才のチャーリイ」とを別々に取り扱っていると思われる個所がいくつもあり、物語の最後では完全に別々の人格(多重人格)として語られていくようになるのも面白い展開でした。

題名である「アルジャーノンに花束を」、実はアルジャーノンは人間だと思っていた自分orz

テーマ : 読書感想文 - ジャンル : 小説・文学

17:19  |   |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

No title

アルジャーノンはロマサガ3の印象しかないです・・・
セキロロ | 2008年05月02日(金) 21:37 | URL | コメント編集

No title

セキロロさんコメありがとう。
ロマサガ3、出てきましたよねー。
というかアレがネズミだったのはこういう元ネタかと驚きましたよ。
しかしあんなに大量のネズミが頭良いと思うとリアルに考えたら怖い気も…w

むしろ本はかなり昔のものですし、同じ世代でもゲームっ子さんにとっては逆にロマサガ3のアルジャーノンが元ネタと思ってる人も多そうですよねw
gunsoo | 2008年05月02日(金) 23:03 | URL | コメント編集

No title

ブレスオブファイア2にアルジャーノンと言う敵が出てきます。
とりまきの名前はダエルニとスイキ。これ見た時は噴きました。
中学時代に折原みとの漫画で紹介されてて、同級生が読んでました。←時代を感じるコメント・・・っ!

自分は五番目のサリーとビリーミリガンシリーズ(?)位しか
読んだ事ありませんがw
目 | 2008年05月03日(土) 23:59 | URL | コメント編集

No title

目さんコメありがとう!

BOFは3しかやったことないんですが、あっちに出てきた敵キャラの「サント」と「バリオ」が合体して「サントバリオ」って名前になった時、サガフロ1の「サントアリオ」を思い出したりしました(ノ∀`)
ともあれ「ダエルニ」と「スイキ」とは…w 当時は相当有名な本だったんですねぇ。

五番目のサリーやビリーミリガンシリーズは逆に読んだことなしorz 図書館にも置いてないんですよねー。
gunsoo | 2008年05月04日(日) 01:42 | URL | コメント編集

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