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本 in木曜日に生まれた子供

木曜日に生まれた子ども木曜日に生まれた子ども
(2004/02/17)
ソーニャ・ハートネット

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この作者さんの本は初めて読みました。

舞台は世界恐慌時代のオーストラリア。開拓民として移り住んできたある一家。主人公の少女、パーシーを中心として両親、兄、姉、そして弟のティンに起きる事件をひとつずつ子供の視点で物語っていきます。

パーシーや家族たちにはさまざまな悲劇が襲い掛かります。
馬を買うという夢のためにいじわるな地主の元へ働きに行った兄はその日のうちにろくに仕事を教えてももらわないまま家に帰されてしまい、唯一の資金源であったうさぎ猟は恐慌の波に煽られてまったく稼げなくなり、そんな中突然一家の住んでいた家が文字通り「崩壊」してしまい、自暴自棄になった父は酒に逃げ込んで形無しになり、それを支える母も衰弱、一番下に生まれたばかりの赤ん坊も井戸穴に落ちて死亡、姉は地主にほとんどメイド同然に扱われる…。

そんな一家の不幸を前に弟のティンがしたことは、「穴を掘る」ことだけ。何ヶ月も何年も家に帰らず、ただひたすら荒野の中に穴を掘り続けることだけ。

一家の異端児ティンの「穴掘り」行動がこの本の中では一番異端であり奇妙な行動ですが、それを主体として語られることはほとんどありません。多くのページはティンを除いた一家の出来事、事件を綴ってある「大草原の小さな家」に似たような物語。ところがティンの行動がどういう結果を起こし、そして一家をどのように救っていくのか…これが他の一家物語にはない特徴と言えると思います。
時折現れるからこそ「ティン」の存在はまた大きなものに映るのかもしれません。

大恐慌時代の開拓民生活も覗ける一冊でした。

2008/04/19(土) | | トラックバック(0) | コメント(0)

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