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漫画 in屍鬼

屍鬼 11 (ジャンプコミックス)屍鬼 11 (ジャンプコミックス)
(2011/07/04)
藤崎 竜

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やっと全巻読み終えたよ。
5巻までしか持ってなかったのを最後まで揃えてみただけですが。


もともとアニメ版を見ていて大まかなストーリーは知っていましたが、やっぱり静止画でそれぞれのシーンを見ていると別種の意味でのおぞましさと美しさが読み取れる気がする。
ちなみに小説版も買ってあるのですがなかなか読み出せないシリーズ。たぶん読み始めたら止まらなくなってベルセルクの時みたいに数日間頭痛に苛まれそうだ。

当然ながら漫画版はアニメ版と何ら変更点はありません。たぶん原作ともそこまで変化はないと思います。
199X年、三方を囲む山で外部から隔絶された「外場村」にて起きる連続死とその実態。死亡した村人たちはやがて吸血鬼と同様の体質を持って「起き上がる」。餓えと孤独のあまりに家族に襲い掛かり家族から近親者へ、近親者から別の村人へと鼠算式に連続する屍鬼たちの饗宴。
しかしやはり、こうした残虐的なシーンばかりではないのが屍鬼の面白いところ。近親者、或いは愛する者が屍鬼と成った時――屍鬼とて狂人化するわけでもなく生前の意識と精神があり続けるわけで、飢餓もともかく寂しさや愛を求めて家族の前に現れるわけです。死んだはずの家族を見た時、果たして人間は平常のままで居られるのか。単に恐怖と思うだけでなく倫理的な意味、世界観的な意味でも屍鬼という存在が面白くてなりませんでした。

時系列がややこしい事になっているのは仕方ないとして、誰か一人を主役として立ち上げられないのも本作の魅力のひとつ。
一貫して屍鬼を狩ると決意し続ける若先生こと尾崎か、唯一の寺の跡取りとして村人の期待を一手に担う若御院の静信か、都会に憧れ田舎暮らしに辟易する恋する乙女なか、尾崎とは別の方法で孤独に屍鬼と対決する夏野か。

ホラー的なストーリーの裏では「村」という閉鎖した空間での因習的な事柄が目を引きます。何かが起きれば必ず噂の種にされてしまい、ちょっとした事件には目を背けるかと思えば一致団結した時には鬼の如くの形相で原因を排除しようとする。
田舎に憧れる都会人(私もそのひとりですが)には田舎はのどかで陽気でゆったりした世界と思っているかもしれませんが、決してそんな良い面だけではないということが手に取るように分かります。とはいえ、親戚のみならず近隣者ぐるみでワイワイやっているような光景は『サマーウォーズ』みたいでゃっぱりちょっと羨ましいですけどね。

原作を読めばまた違った感想になると思いながらも、とりあえず漫画版の感想でした。アニメ版もう一度見たいなあ。DVD買うか……!?

2012/09/28(金) | マンガ & アニメ | トラックバック(0) | コメント(0)

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