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マンガ in河童の三平

河童の三平 中公愛蔵版 (Chuko★comics)河童の三平 中公愛蔵版 (Chuko★comics)
(1992/02)
水木 しげる

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意外とレアなマンガ持ってたんだなぁ。

河童の三平は貸本版などいろんな版が出ているようですが、その総集編として出ていたらしいのがこの中公愛蔵版。まあこれにも載ってない話とかもあったりしますけどね。
小学生の頃どこかで買ってもらって以来ずっと愛読しているマンガだったりします。

続きはネタバレ色濃いめ。


この愛蔵版は大きく分けて「死神」、「ふしぎな甕」、「空中水泳」、「ストトントノス七つの秘宝」、「屁道」、「木神さま」、「幽霊の手」、「夢のハム工場」、「猫の町」という九編の話が収録されています。

ゲゲゲの鬼太郎は妖怪との戦いがメインですがこの河童の三平は妖怪との共存がメインというか、もちろん戦うシーンもありますが河童や小人、死神などが主人公・三平の周囲に集まって一緒に生活したり時には協力し合ったりという共存生活がよく描かれています。
主人公がなんの能力も持たない(むしろ普通の子より能力の低い)人間の男の子というのもポイントかも。能力が低い、あるいは自分よりも何倍も能力が高い相手に仲間と協力して立ち向かうという姿はドラえもんののび太やその仲間たちに通じるものがあります。


冒頭の「死神」編は河童の三平導入部といった趣で、三平の周囲のことや河童たちや死神、タヌキなどの今後も深く関わるキャラが顔見せしながら登場しています。このあたりはまだ三平のおじいさんやお父さんなども生きており平和な空気が流れています。

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河童のかん平が三平と知り合い、河童たちの長でもあるかん平の父により人間世界へ留学させらることになります。三平のおじいさんを騙すために姿がそっくりなことを利用して三平になりすまして居候生活するかん平。w

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死神が現れるのもこの編です。おじいさんの命を奪うために現れた死神を三平はあの手この手で騙しておじさいんの寿命を引き伸ばそうとします。

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世紀の妖怪大対決!もゲゲゲの鬼太郎のようではなくこのようにたった1ページで終わってしまう壮絶かつスピーディな戦闘になってますw


次の「ふしぎな甕」は死神の友人でもあるキツネが三平やその周囲の子供たちを騙して命を奪おうとします。でも三平の機転で無事に事件解決。

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しかしチョコレートやキャラメルでおびきよせるという手口、今の時代にも通用するなあ。w



「空中水泳」編はかん平が出場した水泳大会で記録的な一位を取ってしまったために東京の国体に三平が連れて行かれることに。おじいさんのことで騙された死神が今度は三平の命を奪おうと現れます。

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死者の手引きという本を三平に渡し、この本通りに三平は死ぬと告知するも三平はなんとか運命から逃れようと書き直してしまいます。しかしそれをまた妨害する死神…死というテーマが浮き彫りになっていくのが分かります。

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結局開催してしまった国体。三平はあやういところで小人の助けを得て屁の力で泳ぐ"空中水泳"を披露しますが…。


さて個人的にも一番好きな「ストトントノス七つの秘宝」編。
この編は河童世界の存亡をかけて河童大王であるストトントノス大王の元に三平と河童のかん平が冒険をするという物語で、この話にしか登場しない"鳥"というキャラが割と好きだったりします(*´д`*)

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ストトントノス大王が試練として配置した七匹の月の妖怪たちを倒してその秘宝を受け取りながら旅をする三平とかん平、小人たち。鳥はこの編だけに登場する仲間として三平たちに協力してくれます。
といっても小人いわく「ドライな性格」なためにどこか冷めていてクールを装っておりますが…

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中盤の目なし・耳なし・口なし三人組との戦いで命をなくしてしまう鳥。このように表立って仲間や味方が死ぬシーンが描かれることは少ない河童の三平では珍しいシーンです。


さて戦闘ばかりのストトントノス編から一変してちょっと笑ってしまうようなタイトルの「屁道」編。

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無臭老人という屁の道をきわめた老人が三平の前に現れます。三平も河童仕込みの屁力を持ちながらもこの老人の力には驚かされます。

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オリンピックならぬ"屁"リンピックに出場する意気込みを見せる無臭老人。しかしその優勝がかなわぬ時は自爆すると言いのけます。説得する三平ですが老人の意思は固い。果たして…。
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「木神さま」編あたりまでくると三平や他の人物の生死も大きく取り上げられるようになってきます。

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でもこの話は唯一(?)死神が割と三平救出に協力的なのが印象に残ってます。まあ奥さんの言葉に押されて、なのかもしれませんけどねw

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死神一家が総出で三平のすいか畑で生活していたのも分かるシーン。なんか微笑ましい。

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木神の天罰でチョウチョに乗り移ってしまった三平の魂を救うために死神が地獄へ赴きます。
死神でもかなわない木神さま、昔から立ち入り禁止と言われている場所には入らないほうがいいという教訓的な編でもありました。


「幽霊の手」では初のヒロインキャラ(?)が登場!女の子キャラは魔女花子さんもいますけどねw

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三平が自分の墓をきれいにしてくれたというわけで現れたお花さん。三平の世話をしてくれて三平も嬉しいばかりですが、死神や河童たちは悪いものだと決め付けてなんとか退治しようとします。

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おしりに貼ることで無理やり墓の下に連れて行くお札を使う死神。ちょっとチカンっぽいシーンですけどw
しかしお花さんは手ひとつだけになりながらも三平の世話を続けます。それを知った死神たちはまたもお札作戦を遂行。果たして…。


「夢のハム工場」はこの中公愛蔵版にしか収録されてない(らしい)お話。
死神が旅館の女将さんになって客人たちを迎え入れては裏で小人を奴隷のように扱いながら豚にする薬を混ぜた食事を出して豚にさせ、たくさんの豚を集めて養豚場そしてハム工場を作るという夢を実現しようとします。

話としてはストトントノス編の第二の妖怪「峠の魔女」にも通じる話ですが女将姿の死神がまたいい味出しています。空中水泳編でも三平の母に化けて女装してますし、意外と女装好き?w
三平の用心深さのおかげで豚にされたタヌキや河童も元に戻り、逆に死神に豚薬を食べさせて豚にするというオマケまでついて見事ハッピーエンド。しかし甘い言葉についていってはいけない、という教訓も感じ取れます。


そしてラストの「猫の町」
魔女花子が現れてついに母に会えると知った三平は小人たちと共に東京に出かけていきます。

再会した母は病気のためにすべての貯金を使い果たし、明日の生活もままならぬ身でした。宿屋も追い出されて途方に暮れながら魔女花子の家に居候する三平と母。

魔女花子の母は蜘蛛女でした。蜘蛛の後を追いかけてみたら蜘蛛の世界に迷い込み、そこでの生活を経て蜘蛛の体質になってしまったという話に驚く三平。しかしその後の三平を待っていたのは猫の世界でした。


最後に三平が死んでしまうという悲しい話が分かっていながらもやっぱり何度も読んでしまう、昔から愛読しているマンガのひとつです。





すべての画像の著作権は水木プロに帰属します。

2010/07/10(土) | マンガ & アニメ | トラックバック(0) | コメント(0)

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